プロレスが教えてくれたこと

プロレス観戦歴28年で学んだことの教訓が中心。ニュースなども取り上げます。

教訓1:反則攻撃は5カウントまでOK

 

プロレスには

「 反則攻撃は5カウントまでOK」という

ルール設定があります。

 

 

ここから私が学んだ社会でも通じる教訓は、

ルールは必ずしも守る必要はない

ということです。

 

もっと言うと、

少しくらいなら反則も許される

ということです。

  

プロレスは反則攻撃は5カウントまでOK。

小学生の頃、プロレス特有のこのルールを初めて知り、衝撃を受けました。

 

「反則なのにOKってどういうこと?それなら、ルールが存在する意味はあるのか?」

と、他のスポーツではありえないルール設定が、不思議だったからです。

 

例えばサッカーでは、ゴールキーパー以外の選手は、手を使ってはいけません。

そして、このルールは当たり前ですが「厳守」です。

5秒以内なら「ボールを手で持ってOK」とはなりません。

 

しかし、プロレス中継を見ていると、首を締めて反則攻撃をしたプロレスラーは

レフェリーが5カウントを数えるまでに首から手を離せば、反則負けになりません。

そのまま試合を続けてOKなのです。

 

しかも厳密には〝5秒〟ではなく〝5カウント〟です。

なので、カウントを数えるレフェリーのさじ加減一つだったりします。

 

この「反則は5カウントまでOK」というルールを知ったとき、

小学生だった私は、プロレスをなんて面白いスポーツだと思い、

どんどんハマって見るようになりました。

 

今思えば、プロレスというジャンルがとても「寛容」だと感じたのだと思います。

当時、やんちゃな小学生だった私は、ルールを守らず叱られることが多くありました。

そんななか、ルールに寛容なプロレスが魅力的に映ったのだと思います。

 

白か黒だけではないグレーという世界を、プロレスから教えてもらいました。

 

そして大人になって思うのは、社会に出ても同じだということ。

社会にもいろいろなルールはありますが、必ずしも守られなければならないルールばかりではありません。

むしろ、少しくらいの〝反則〟は、許されたりします。

 

個人的な例になりますが、

例えば、以前勤めていた会社の始業時間は、9時30分開始というルールでした。 

私はほぼ毎日10時過ぎに出社し、遅刻をしていましたが、

特に誰からも、何も言われませんでした。

 

つまり、少しくらいの遅刻という〝反則〟は、暗黙の了解で許されていたのです。

  

もちろん、周囲の人や時期にもよります。

業界特有の「ゆるさ」も関係していたと思います。

しかし、始業時間というルールは、必ずしも守る必要がなかったわけです。

 

ルールを守る以上に、社会という〝リング〟で生きていく上で、

大切なことは、下記のような点です。

 

  1. なぜそのルールが存在するかを考える
  2. どの程度までなら許されるかを見極める

 

上記の始業時間の例で言うと、

 

1は「会社の秩序を守るため」

2は「10時過ぎまで」

です。

 

このあたりを抑えておけるかどうかで、

社会での生きやすさが変わってくるのだと思います。