プロレスが教えてくれたこと

プロレス観戦歴28年で学んだことの教訓が中心。ニュースなども取り上げます。

教訓2:加入や脱退はよくある【人の流動性】

 

プロレスの面白さの一つに、

団体内に複数人のレスラーで構成するユニットの存在があります。

 

 

かつては「NWOジャパン」や「平成維震軍」。

今では「ケイオス」や「鈴木軍」「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン」など。

 

それぞれのユニットは、反体制であることが多く、

結成当初は、団体の体制側である「正規軍」と抗争を繰り広げることが多いです。

そして、後々はユニット同士で抗争していったりします。

(鈴木軍VSロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンなど)

 

その後、月日が進むと、裏切りによるメンバーの脱退や、

別ユニットへの加入という展開が定期的に起きます。

プロレスの魅力の一つで、長年見続けていても飽きない理由だったりします。

 

ここから学べる社会に通じる教訓は、

組織において、人の入れ替わりは当たり前

ということです。

 

プロレス史において、個人的に一番インパクトのあった組織編成は、

武藤敬司選手(グレート・ムタ)のNWOジャパンへの加入です。

 

当時、正規軍だった武藤が、

  1. 試合中にバックヤードに帰っていき
  2. その後グレート・ムタとなってリングに再登場
  3. 対戦相手のNWOジャパンに加入

という上記展開は、本当にドキドキしました。

 

2000年代に入ってからは、やはり飯塚高史選手のケイオス加入でしょうか。

タッグパートナーだった天山選手への裏切りや、その後の容姿変貌も含め、

インパクトがありました。

 

また2010年以降の真壁選手のように、ヒールユニット(GBH)であったのに、

いつの間にか自然と正規軍に溶け込んでいるというケースもあります。

 

こんな脱退や加入という展開を、プロレスを通して定期的に見ていた私は、

いつしか「人の流動性」を、自然と受け入れるようになっていったのだと思います。

 

例えば学生時代、仲の良かった友達が、別の友達グループと遊ぶようになっても、

武藤選手のことを思い出し、また遊ぶときもくると考え、自然と受け入れていました。

 

社会人になっても、転職による別れや出会いはあります。

そういった人の流動性があるからこそ、ドラマがあって面白いのだと思います。

 

人間交差点ですね。