教訓2:加入や脱退はよくある【人の流動性】
プロレスの面白さの一つに、
団体内に複数人のレスラーで構成するユニットの存在があります。
今では「ケイオス」や「鈴木軍」「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン」など。
それぞれのユニットは、反体制であることが多く、
結成当初は、団体の体制側である「正規軍」と抗争を繰り広げることが多いです。
そして、後々はユニット同士で抗争していったりします。
(鈴木軍VSロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンなど)
その後、月日が進むと、裏切りによるメンバーの脱退や、
別ユニットへの加入という展開が定期的に起きます。
プロレスの魅力の一つで、長年見続けていても飽きない理由だったりします。
ここから学べる社会に通じる教訓は、
組織において、人の入れ替わりは当たり前
ということです。
プロレス史において、個人的に一番インパクトのあった組織編成は、
武藤敬司選手(グレート・ムタ)のNWOジャパンへの加入です。
当時、正規軍だった武藤が、
という上記展開は、本当にドキドキしました。
2000年代に入ってからは、やはり飯塚高史選手のケイオス加入でしょうか。
タッグパートナーだった天山選手への裏切りや、その後の容姿変貌も含め、
インパクトがありました。
また2010年以降の真壁選手のように、ヒールユニット(GBH)であったのに、
いつの間にか自然と正規軍に溶け込んでいるというケースもあります。
こんな脱退や加入という展開を、プロレスを通して定期的に見ていた私は、
いつしか「人の流動性」を、自然と受け入れるようになっていったのだと思います。
例えば学生時代、仲の良かった友達が、別の友達グループと遊ぶようになっても、
武藤選手のことを思い出し、また遊ぶときもくると考え、自然と受け入れていました。
社会人になっても、転職による別れや出会いはあります。
そういった人の流動性があるからこそ、ドラマがあって面白いのだと思います。
人間交差点ですね。