教訓6:〝絶対〟はない【社会も同様】
レスラーはよくインタビューで、「プロレス界に絶対はない」と言います。
それは歴史を遡ると、
信じられないような出来事が起きてきたからです。
例えば90年代に
なんて言っても、絶対にあり得ないと思われたでしょう。
決して交わることのない関係性だったからです。
しかし、2002年に現実となります。
また、2000年代に、
と言っても、誰も信じなかったでしょう。
2000年代の中邑選手は、総合格闘技で名を残したり、
殺伐さを押し出すスタイルで試合をしていたりと、
アメプロから程遠い選手だったからです。
明るく派手なスタイルの棚橋選手ならまだしも、ストイックな中邑選手が、
まさか海を渡ってWWEに行くとは、思いもよりませんでした。
しかし、2016年に現実となります。
他にも「大仁田厚と長州力の電流爆破対決」や「全日本プロレス分裂→ノア旗揚げ」
など、90年代では信じられないような出来事が、
2000年に、現実となっています。
このように、事が起きる前には「絶対にない」と思われていたことが、
現実となることが、プロレス界にはたくさんあります。
長くなりましたが、
ここから学べる社会に通じる教訓は、
〝絶対〟は、ない。
ということです。
新型コロナウイルスの影響は良い例で、
今年ほど、何が起きるか予想できなかった年は無いのではないでしょうか。
例えば東京オリンピック。
今年1月頃までは、恐らくほとんどの人が、
2020年に開催されることを、信じて疑わなかったでしょう。
しかし、実際には2021年開催へと延期となりました。
プロレス界を見ても、2020年6月時点では、
無観客試合、もしくは観客を大幅に減らしての興行が
スタンダードになっています。
今年に入ってすぐ、2DAYSで開催した新日本プロレス東京ドーム大会の
観客数が、合計7万人を超えて盛り上がっていた頃には、想像もできなかったことです。
絶対は、ない。
それは言い換えれば
何が起きるかわからない
ということです。
時代の流れがますます早くなる昨今、
このような心構えでいることで、予期せぬ出来事にも臨機応変に対応ができ、
無駄なストレスを抱えずにすむでしょう。