プロレスが教えてくれたこと

プロレス観戦歴28年で学んだことの教訓が中心。ニュースなども取り上げます。

教訓6:〝絶対〟はない【社会も同様】

レスラーはよくインタビューで、「プロレス界に絶対はない」と言います。

 

それは歴史を遡ると、

信じられないような出来事が起きてきたからです。

 

例えば90年代に

「数年後、武藤敬司全日本プロレスの社長に就任する」

なんて言っても、絶対にあり得ないと思われたでしょう。

当時、武藤の所属していた新日本プロレス全日本プロレスは、

決して交わることのない関係性だったからです。

しかし、2002年に現実となります。

 

また、2000年代に、

中邑真輔WWEのスーパースターになる」

と言っても、誰も信じなかったでしょう。

2000年代の中邑選手は、総合格闘技で名を残したり、

殺伐さを押し出すスタイルで試合をしていたりと、

アメプロから程遠い選手だったからです。

明るく派手なスタイルの棚橋選手ならまだしも、ストイックな中邑選手が、

まさか海を渡ってWWEに行くとは、思いもよりませんでした。

しかし、2016年に現実となります。

 

他にも「大仁田厚長州力の電流爆破対決」や「全日本プロレス分裂→ノア旗揚げ」

など、90年代では信じられないような出来事が、

2000年に、現実となっています。

 

このように、事が起きる前には「絶対にない」と思われていたことが、

現実となることが、プロレス界にはたくさんあります。

 

長くなりましたが、

ここから学べる社会に通じる教訓は、

〝絶対〟は、ない。

 

ということです。

 

新型コロナウイルスの影響は良い例で、

今年ほど、何が起きるか予想できなかった年は無いのではないでしょうか。

 

例えば東京オリンピック

今年1月頃までは、恐らくほとんどの人が、

2020年に開催されることを、信じて疑わなかったでしょう。

しかし、実際には2021年開催へと延期となりました。

 

プロレス界を見ても、2020年6月時点では、

無観客試合、もしくは観客を大幅に減らしての興行が

スタンダードになっています。

 

今年に入ってすぐ、2DAYSで開催した新日本プロレス東京ドーム大会の

観客数が、合計7万人を超えて盛り上がっていた頃には、想像もできなかったことです。

 

 

絶対は、ない。

それは言い換えれば

何が起きるかわからない

ということです。

 

時代の流れがますます早くなる昨今、

このような心構えでいることで、予期せぬ出来事にも臨機応変に対応ができ、

無駄なストレスを抱えずにすむでしょう。