プロレスが教えてくれたこと

プロレス観戦歴28年で学んだことの教訓が中心。ニュースなども取り上げます。

教訓3:相手の攻撃を受ける理由【思いやり】

プロレスラーはなぜ相手の攻撃を受けるのか?

 

 

それは「攻撃を受けることで、相手の良さを光らせるため」です。

 

これには様々な意見があると思いますが、私にはこの理由が一番しっくりきます。

なぜなら「思いやり」の精神があるからです。

 

日常やビジネスでの会話で例えてみると、

「聞くこと=受け身」と言えます。

 

人間は相手の話を聞くより、自分の話をしたい人の方が多いので、

まず聞き役に回るだけで、価値が生まれます。

 

さらに聞き上手というか、

心地良いトーンの相槌や、絶妙なタイミングで質問ができる人っていますよね。

私はそんな人をみると、受け身の名人「三沢光晴」を思い出します。

 

まずは聞いて(受けて)、相手を光らせる。

すると、いつしか今度は自分の話も、聞いてもらいやすくなる。

「話し上手は聞き上手」の極意です、

 

この思いやりの精神を、私はプロレスから学びました。

 

つい自分ばかりが話してしまうことも多く、まだまだ未熟な私ですが、

個人的には「聞く時間=8割、話す時間=2割」が理想だと思っています。

 

人それぞれ意見はあると思いますが、プロレスでも、

8割受けて、2割の攻撃で勝つぐらいの試合が、一番カタルシスを味わえるからです。

 

その代表的な試合が

「97年1月4日、アントニオ猪木VSベイダー戦」で、まさに上記の展開でした。

(棚橋選手や真壁選手もイチオシの試合として、よくメディアで勧めています)

 

SNSが普及し、誰もが発信できる現代。

発信にばかり注目がされがちですが、

受け身をとること=思いやりの精神を、忘れないようにしたいものでです。