教訓3:相手の攻撃を受ける理由【思いやり】
プロレスラーはなぜ相手の攻撃を受けるのか?
それは「攻撃を受けることで、相手の良さを光らせるため」です。
これには様々な意見があると思いますが、私にはこの理由が一番しっくりきます。
なぜなら「思いやり」の精神があるからです。
日常やビジネスでの会話で例えてみると、
「聞くこと=受け身」と言えます。
人間は相手の話を聞くより、自分の話をしたい人の方が多いので、
まず聞き役に回るだけで、価値が生まれます。
さらに聞き上手というか、
心地良いトーンの相槌や、絶妙なタイミングで質問ができる人っていますよね。
私はそんな人をみると、受け身の名人「三沢光晴」を思い出します。
まずは聞いて(受けて)、相手を光らせる。
すると、いつしか今度は自分の話も、聞いてもらいやすくなる。
「話し上手は聞き上手」の極意です、
この思いやりの精神を、私はプロレスから学びました。
つい自分ばかりが話してしまうことも多く、まだまだ未熟な私ですが、
個人的には「聞く時間=8割、話す時間=2割」が理想だと思っています。
人それぞれ意見はあると思いますが、プロレスでも、
8割受けて、2割の攻撃で勝つぐらいの試合が、一番カタルシスを味わえるからです。
その代表的な試合が
「97年1月4日、アントニオ猪木VSベイダー戦」で、まさに上記の展開でした。
(棚橋選手や真壁選手もイチオシの試合として、よくメディアで勧めています)
SNSが普及し、誰もが発信できる現代。
発信にばかり注目がされがちですが、
受け身をとること=思いやりの精神を、忘れないようにしたいものでです。